ケイ酸カリは一般式 K2O・nSiO2・mH20 で表されます。
ケイ酸カリを構成するカリウムも硅酸ソーダを構成するナトリウムも同じアルカリ金属類に 属しているので、その物理的性質及び化学的性質は硅酸ソーダに類似しています。
ケイ酸カリの特長(=硅酸ソーダとの違い)は以下の通りです。
・ ナトリウムとの比較においてカリウムはイオン化傾向が高いので、水に対する溶解性が大きくまた他の物質と化学反応しやすい。
・ 温度、濃度の条件によって容易に凝固・分離することなくムラのない均一な品質が得られる。
・ 容易に塩析する事がないので、液体製品製造時に投入しても安定した溶融状態を維持できる。
硅酸ソーダは以前から固結体形成時のバインダー、表面被覆剤等に利用されてきましたが、 耐水性の付与が難しく、性能に限界があり用途も制限されてきました。
ケイ酸カリの場合、水不溶性ケイ酸塩鉱物との水熱反応によって水不溶性となります。
この性質により、ケイ酸カリは耐水性固結物を形成する時にバインダーとして利用出来ます。
モル比(n)と重量比(SiO2 / K2O)との関係は次のようになります。
※ モル比(n) = (SiO2重量% / K2O重量%) × 1.568
ケイ酸カリの比重を表す場合一般的にはボーメ度用います。
比重(d)とボーメ度(Be)の換算は次の式により得られます。
※ d ≒ 144.3 / (144.3 - Be)
Be ≒ 144.3 / (144.3 - 144.3 / d)
ボーメ度は液温によって変化します。
一般にケイ酸カリの場合、液温が1℃上がるとボーメ度は約0.04°下がります。
この場合ボーメ度(Be)と液温の関係は次のようになります。
※ BeT℃ ≒ BeT℃ + 0.04(t - T) T:換算したい液温 t:測定時の液温
項目 | オルソ ケイ酸カリ | 1.4 50° | 2.0 52° | 2.5 48° | 3.0 41° |
外観 | 無色ないしわずかに着色した液体 | ||||
酸化カリ (K2O)% | 31 ~ 33 | 23.5 ~ 24.5 | 21 ~ 23 | 17 ~ 19 | 12.5 ~ 14.5 |
二酸化けい素 (SiO2)% | 9 ~ 11 | 20.9 ~ 21.9 | 27 ~ 30 | 27 ~ 30 | 24.5 ~ 27.5 |
モル比 (SiO2/K2O)% | 0.4 ~ 0.6 | 1.35 ~ 1.45 | 1.9 ~ 2.1 | 2.4 ~ 2.6 | 2.9 ~ 3.1 |
比重 (Be at 20℃) | 48.5 ~ 50.5 | 49 ~ 51 | 51 ~ 53 | 47 ~ 49 | 40 ~ 42 |
鉄 (Fe)% | 0.02以下 | 0.02以下 | 0.02以下 | 0.02以下 | 0.02以下 |
荷姿別入目 | |||||
タンクローリー | 10t ローリー | ||||
ドラム缶 | 300 Kg | 300 Kg | 310 Kg | 300 Kg | 280 Kg |
石油缶 | 25 Kg | 26 Kg | 28 Kg | 25 Kg | 25 Kg |